基礎コンクリート
製品重量や背面土転圧荷重等受けるので、十分な養生を必要とする。
基礎コンクリート天端は、敷モルタル厚を考慮して定め、表面を平らに仕上げる。
製品搬入
製品の荷下ろし、据付等に使用するクレーン車は、製品重量、接近距離等を参考にして適切な機種を選定する。
仮置き場のスペースを確保する。
吊り金具、ワイヤーの点検
金具、シャックル等は、定められたものを使用する。
吊り金具は毎日使用する前に、変形、磨耗、亀裂等を点検する。
異常があるものは使用しない。
吊り下げ時の注意
3点吊りを標準とし、吊り上げ時地上より少し吊り上げ、異常がないことを確認する。
吊り上げた製品の下へは入らない。
現場でのストック
製品の重心が前壁側にあるので、平らな地表面の場所で背面側に少し傾けて仮ストックする。
据付
あらかじめ基礎コンクリートの上面に、前壁位置のスミ入れを行う。
敷モルタルは、均等の厚みになるように定規でならす。
製品に衝撃を与えないよう静かに所定位置に降ろす。
接続金具を取り付ける。
擁壁背面の土砂が流出することを防止するために、フィルターを取り付ける。
埋め戻し
埋め戻し厚は約30cm程度とし、締め固めしながら平坦に敷き均す。
埋め戻し時は、重機の接近走行はしないようにする。
雨水、地表面排水には十分配慮する。
地表面は、原則として前壁を反対方向に排水勾配を設ける。