建技審証 第0438号(一財)土木研究センター
※本審査証明は和光コンクリート工業(株)が取得したものです。
「Gr・L型擁壁」は、たて壁部分に種別C種またはB種の車両用防護柵支柱を設置するための基礎を一体成型し、衝突荷重に対する擁壁の安定性、強度及び車両用防護柵が持つ車両の誘導性能や路外逸脱防止性能を実車衝突実験で確認したプレキャストL型擁壁です。
NETIS掲載期間終了技術(QS-030051-V 設計比較対象技術)
【一般財団法人土木研究センターの『建設技術審査証明』により、次の特長が確認できます】
- 擁壁の設計にあたっては、等分布荷重10kN/m2の自動車荷重に加えて、種別C種・B種防護柵に作用する推力30kNを考慮してあるため、土圧(試行くさび法により算定)や衝突に対しても十分安全です。
- 補強土壁工法等の上部に防護柵基礎として使用することも、直接基礎上に施工することも可能です。
- 補強土壁工法等の上に設置した場合と、直接基礎上に設置した場合の2通りについて、Gr・L型擁壁に防護柵を設置した状態で実車衝突試験を行い、種別C種またはB種車両用防護柵に所定の車両衝突荷重が作用しても、擁壁は安定していること、擁壁は有害となるヒビ割れが発生せず破損しないこと、補強土壁工などの下部擁壁工に与える影響が少ないことを確認しました。
- 縦断勾配(最大15%)や曲線区間での施工も可能です。
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技術開発 和光コンクリート工業株式会社