1.製品の吊り上げ
1. 製品の吊り上げ作業には、吊り上げ能力の高い安全な吊り具あるいはワイヤーロープを使用して行って下さい。変型破損等をした物は危険です、絶対に使用しないで下さい。周囲の安全に十分注意し作業を行って下さい。(重心位置を確認しバランス良く吊ることが大切です。)
2. 吊り上げ機械は、能力、ブーム長、足場状態等を検討して安全なものを選定して下さい。
2.据付
1. 据え付け用の基準水糸は、壁天端の外側と壁下部の外側に張り、ガイドとして下さい。
2. 目地間隔は0mmを基準として下さい。
3. 高低の微調整は空練り(又は極硬練り)のモルタルを使用して下さい。この際、木片等のカイ物は絶対に避けて下さい。
4. 製品の据え付けの良否は、基礎面の均平度に大きく左右されますので入念に仕上げて下さい。過度なモルタル調整を行うと据え付け後製品が動くようなこともありますので注意して下さい。
5. 製品施工展開図が用意されている場合(勾配、特殊製品仕様)は、製品NOあるいは形状寸法を図面照合して所定の位置に据え付けて下さい。
6. 壁部の接続ボルトは、遊ぴのない程度まで締め付けて下さい。過度に締め付けますと製品が動きますので注意して下さい。
3.目地モルタル詰め
1. 目地部分を水洗いし、付着している泥等を取り除いて下さい。
2. 配合設計に従い、固練りモルタルを突き棒等で目地間隙に良く詰め込み、目地ゴテにて丁寧に仕上げてください。又、目地以外に付着したモルタルはきれいに取り除いて下さい。
4.背面土砂の埋め戻し
設計基準(まき出し厚、締め固め方法)に従い丁寧に埋め戻して下さい。
5.曲線部の施工
底版が先端に向かい内側へ絞りこまれている為、底版があたることなく曲線部の施工が可能です。