- PLガッターのエプロン幅に合わせた車道側で集水ができる街渠桝です。
- 鋼製のみで制作されたタイプⅠと鋼製と下部にコンクリート桝を組み合わせたタイプⅡの2種類があります。
- 軽量で施工据付が容易です。
- グレーチングはボルト固定であり安全に車両が通行できます。
- PGガッターを使用することで現場打ちをせずに桝部分を設置できます。
プレキャストL形側溝(PLガッター)を使用された道路で下の写真のような道路構成を見掛けませんか?
L形側溝は道路に降った雨水を縁石に沿って流し、縁塊で排水する機能を持っています。
スッキリとした道路にグレーチング桝が車道側に飛び出しています。
もし、白線の内側を2輪車が走行した場合、桝上部のグレーチングは滑りやすく、
2輪車が走行中に事故を起こした場合、歩行者や車両にも影響が出てしまう可能性があります。
PLガッターは歩車道境界ブロックと現場打ちエプロン部を一体化することにより、縁石の強度が保て、歩行者の安全性が向上するL型側溝です。
車道に縁塊だけが飛び出すと、その部分の道路舗装擦り付けが難しくなります。
一般的にエプロン部は6%、車道部舗装面は2%と勾配に差があります。
それぞれエプロン幅が違いますので、勾配の違いにより、桝部に舗装面との段差が生じます。
この段差を舗装で擦り付けますが、この形状は走行の支障になる恐れがあります。
そこで、鋼製PL桝をご提案致します。
鋼製PL桝は、下の写真のように桝本体がPLガッターのエプロン幅にピッタリ収まり、車道側に飛び出ません。
二輪車や自動車が走行しても桝の飛び出しが無いため、安全に走行出来ます。
さらに、溶融亜鉛メッキの鋼製桝のため、冬場の塩害に強く、軽量で敷設が簡単です。
上部が前面グレーチングのため、雨水の落下率が良く、車道に降った雨水を効率よく側溝へ排水してくれます。
上部はボルト固定となっているため、軽量のグレーチングでも外れることは有りません。
また、メンテンナンスの際にも、ボルトを外し、桝内部の清掃が簡単に出来ます。
PL桝の特長をまとめると下記の通りです。
- PLガッターのエプロン幅にピッタリ収まる軽量の鋼製の桝です。
- 上部全てがグレーチングで落下率がよく、車道部の雨水が効率よく排水できます。
- 融亜鉛メッキを使用し、耐久性も安心です。またパイプで簡単に桝から側溝へ排水できます。
桝から側溝への排水も簡単です。
桝側面に排水用の穴が開けられています。
ここへパイプを繋げ、側溝へ排水することが出来ます。
下図のような断面で敷設が可能です。
また、長さは延長方向にL=600で作成されており、歩車道境界ブロック1個と同じ長さです。
桝を敷設するために縁石を切ることは有りません。
桝に架かるグレーチングの寸法は下記の通りです。
上図のように側溝が縁石のすぐ脇に敷設する場合でなく、側溝と縁石が離れている場合は、PGガッターと併用して敷設することが可能です。
下の写真は、敷設モデルです。
PGガッターを桝部に使用すると現場打ちコンクリートが無くなり、工期短縮に繋がります。
PLガッターを敷設される際は、PL桝もご検討ください。