既存コンクリート壁を石張りでリニューアル|ラックストーン応用施工事例のご紹介

アスザックの施工事例をご覧いただき、ありがとうございます。
今回は、上田市新参町線(上田市役所東側駐車場)にて施工させていただいた『ラックストーン』の応用施工事例をご紹介いたします。

ラックストーンとは

通常のラックストーン工法では、躯体に横筋を取り付け、石材背面に設置したL型アンカーを横筋へ掛けて溶接固定し、その後、躯体と石材の間へコンクリートを打設して施工します。

通常のラックストーン施工方法については、こちらの記事をご覧ください。
 
▶ 上田市新参町線 ラックストーンのご紹介


しかし今回の現場は、既存のコンクリート壁への施工でした。

通常工法では石材の仕上がり面が躯体から約150mm前に出るため、歩道幅が狭くなってしまいます。

そのため、歩道の有効幅を確保するために、石厚を薄くし、全ネジとボンドでの施工方法を採用しました。

石厚60mm+取付代10mmの合計70mmとし、通常工法と比較して約80mm薄く施工することで、歩道の有効幅を確保しています。

施工前の状況

割付図


施工状況

まず、躯体へ墨出しを行い、割付図に基づいて所定の位置へ穴あけを行います。

躯体の穴へボンドを注入し、平板背面に全ネジボルトを取り付けるとともにボンドを塗布し、平板を躯体へ固定します。

最後に、天端部の躯体と石材との隙間をコーキングで充填し、施工完了です。

完成

今回の施工ポイント

今回の施工では石材を通常より薄くしたため、石材側のアンカー打ち込み箇所に工夫が必要となりました。

通常工法では、鉄筋への溶接によって多少の位置調整が可能ですが、今回は全ネジを直接躯体へ差し込むため、施工時の微調整がほとんどできません。

そのため、高い寸法精度が求められる施工となりました。

中国工場の高い技術力と品質管理により、図面通りの精度で製作され、問題なく施工を完了することができました。

ラックストーンは、一枚一枚を図面に基づいて製作するため、現場加工がほとんど必要とせず、材料ロスも少なく効率的な施工が可能です。

花壇や腰壁はもちろん、大きな壁面への施工にも対応しています。

コンクリート壁面の化粧や、石積み風の仕上がりを実現したいが控え幅を確保できない場所などにも有効な工法です。

同様のご計画やお困りごとがございましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。