長野県上田市の柳町・紺屋町エリアは、上田城から徒歩約10分の場所に位置する、旧北国街道の面影を残す歴史ある街並みです。かつては旅籠や商家が軒を連ね、呉服屋だけでも25軒あったといわれています。現在も白い土塀や格子戸を備えた建物が残り、往時の風情を感じることができます。

柳町には、古くから続く造り酒屋や飲食店、ベーカリーなどが立ち並び、上田の歴史や食文化を楽しみながら散策できるスポットとして親しまれています。中でも1665年創業の岡崎酒造は、代表銘柄「信州亀齢」で知られ、多くの日本酒ファンが訪れる酒蔵です。

今回ご紹介するのは、この柳町・紺屋町エリアに整備された「柳町紺屋町線」の御影石舗装です。
【使用製品】
御影石平板 グレー ビシャン仕上げ
300×450×60mm
300×600×60mm
600×610×60mm
御影石平板 桜 ビシャン仕上げ
300×450×60mm
300×600×60mm
舗装には複数サイズの平板を組み合わせた乱尺張りを採用しています。

300mm幅を基調としながら長さの異なる平板を組み合わせることで、整然とした印象の中にも変化のあるデザインを実現しました。長く続く道路空間に自然なリズムが生まれ、天然石ならではの豊かな表情を感じることができます。

また、グレーと桜色の御影石を組み合わせることで、単色では表現できない奥行きのある景観を形成しています。一枚ごとに異なる石目や色合いも天然石の魅力のひとつであり、舗装全体に自然な変化を与えています。
表面仕上げにはビシャン仕上を採用しました。凹凸のある落ち着いた質感が石材本来の風合いを引き立てるとともに、歴史ある街並みにも馴染む上質な舗装空間を演出しています。

御影石は耐久性に優れ、公共空間や歩行空間など幅広い場所で採用されている天然石です。
柳町紺屋町線では、歴史ある建物や店舗が立ち並ぶ街並みの中に自然石舗装が溶け込み、道路景観を構成する重要な要素のひとつとなっています。

北国街道の歴史を今に伝える柳町。白壁や格子戸の建物、老舗酒蔵、個性豊かな店舗が並ぶこの街並みにおいて、御影石舗装は足元から景観を支える存在として、地域の魅力をより一層引き立てています。


