今月は、上田市役所北側道路「新参町線」で採用いただいた、石積み工法『ラックストーン』をご紹介します。
ラックストーンは、
①中国で加工・製造した平板にアンカーを打ち込みます。
②打ち込んだアンカーに、ねじ切りしたL型フックを差し込みます。
③躯体側にもアンカーを打ち込み、寸切りボルトを差し込みます。
④寸切りボルトに横鉄筋を溶接し、横鉄筋にL型フックを引っ掛け溶接し、石を積み上げていきます。
最後に、石と躯体の隙間にコンクリートを打設して完了です。
とても簡単な施工方法です。
【割付図:平板アンカー位置】

【完成イメージ画】

【ラックストーンの施工状況】
■躯体側金具取り付け
躯体にアンカーを打ち込み、寸切りボルトを取り付けます。
取り付けた寸切りボルトに横鉄筋を溶接し、固定します。




■平板施工
平板にL型フックを取り付け、横鉄筋に掛けながら石を組み上げていきます。


石の設置に合わせて、横鉄筋と石側のL型フックを一箇所ずつ溶接して固定します。




最後に、躯体と石の隙間に生コンを打設し、隙間からこぼれたモルタルをクリーニングして完了です。
【完成】


『ラックストーン工法』は、中国で各部材を高い精度で製作し、背面アンカーも正確に打ち込まれているため、現場での石加工がほとんどありません。また、ボンド等を使用せず溶接で固定するため、条件によっては背面の生コン打設を当日中に行うことも可能です。
写真の現場では、高さ 0.612m × 延長 21m = 12.8㎡ を、職人2人+溶接工1人の計3名で、2日で施工完了しました。一般的な施工と比べて、工期を約3分の1程度に短縮できるケースもあり、工期短縮に大きく貢献します。さらに、中国で石加工を行い現場加工がないことで、石の残材がほとんど発生せず、現場負担の軽減にもつながります。
【製品情報】
中国産御影石(白・薄錆)
厚さ80mm~100mm程度
全面割肌/背面機械切


R箇所での施工も可能です。今回のような花壇の側面だけでなく、砂防ダムや高さのある壁面などにも対応できます。現場状況に合わせてご提案いたします。
また、ラックストーンは平板での化粧になります。そのため、「石積み工」を必要としません。
「現場打ちの壁面に石積み風の意匠を出したいが、石積みはコストが高い/石積み工が確保できない」といったお悩みがありましたら、ぜひお問い合わせください。
