ライン導水ブロック
(小型水路内蔵歩車道境界ブロック)

特長

  • 道路の路肩の水溜りの解消を目的に開発しました。
  • 歩車道境界ブロックと基礎を一体構造にし、ブロック下部に直径150mmの水路を設けました。
  • 縁石部根本の連続スリットで、雨天時の路肩の水たまりをスムーズに解消します。
  • 車道の舗装が排水性舗装の場合、内部水路が排水端末の役割を果たすため、ドレンパイプが不要になります。
  • ブロックの連結箇所は、専用の高耐候性工業用ゴムパッキンにより止水します。(製品に付属)さらにスポンジ状のため、曲線施工が可能になります。
  • 施工はブロックの突き合わせのみで、ボルトやプレートによる連結作業が不要になります。
  • 地盤が安定していれば砕石基礎上の設置が可能なため、養生工を不要にし、即時開放が可能になります。

NETIS KK-020004

小型水路内蔵歩車道境界ブロック ライン導水ブロック
小型水路内蔵歩車道境界ブロック ライン導水ブロック
小型水路内蔵歩車道境界ブロック ライン導水ブロック

バリアである水たまりが解消され、歩行者が快適に通行できます。

小型水路内蔵歩車道境界ブロック ライン導水ブロック
施工前にこんなに溜まっていた、いやぁ~な水たまりが。。。施工後にはこんなにすっきり排水!
ライン導水ブロック-F型とは、従来のL型側溝に代わる新しい排水施設で、
縁石に排水機能を持たせた新機能側溝です!
小型水路内蔵歩車道境界ブロック ライン導水ブロック

水ハネを防止して歩行者が安心して通行できる環境を提供します。

水ハネを防止して歩行者が安心して通行できる環境を提供します。

バイコン製法は粒度調整された超硬練コンクリートを振動と圧縮によって締め固め、成型直後に脱型する製法です。
少ないセメント量で高強度製品が製造できるため、他製法のプレキャスト製品に比べて製品ボリューム当たりのCO2排出量が削減されます。
さらに、バイコン製法は蒸気養生を要せずに自然養生で高強度を発現するため、養生に関しても環境にやさしい製法です。

小型水路内蔵歩車道境界ブロック ライン導水ブロック

従来のL型街渠に比べ、通水断面が大きくなるため、現場条件により街渠桝の間隔が拡がり、桝の数が減少します。

施工費比較例【設定条件】
歩車道境界A種、降雨強度90mm/hr、車道幅員3.75m、歩道幅員2.50m、エプロン厚200mm、縦断勾配0.3%
大阪地区の場合
小型水路内蔵歩車道境界ブロック ライン導水ブロック

即日埋め戻しが可能

ライン導水ブロックはブロック据付後、即日埋め戻しが可能です。
工程短縮により、早期に歩行者が安心して利用できる道路に戻せます。

道路交通規制の範囲縮小即日埋め戻しを行わない場合でも、撤去・掘削範囲内に安全柵を設置することで、道路交通規制の範囲を縮小し、現道交通への影響を抑制します。
小型水路内蔵歩車道境界ブロック ライン導水ブロック
地下埋設物との干渉回避断面がコンパクトなので、床堀範囲が小さくなり、ガス管、水道管、通信管などの地下埋設物に干渉する可能性が少なくなります。
小型水路内蔵歩車道境界ブロック ライン導水ブロック
現場周辺環境の改善コンクリート二次製品を使用することによる工程短縮、交通規制範囲縮小による現道交通への影響抑制、沿道住民・沿道利用者への影響抑制など、イメージアップにも貢献します。

街渠エプロンが不要となるので、路肩の有効幅員が拡がり、横断勾配折れが解消できます。
また、舗装と街渠エプロンの境界で段差が発生しないため、自転車通行者、車両ともに安全に通行できます。

小型水路内蔵歩車道境界ブロック ライン導水ブロック

ライン導水ブロックは自転車レーンのモデル地区に採用されています!
平成20年1月、国土交通省と警察庁が合同で、自転車通行環境整備のモデル地区を全国98ヶ所に指定しました。
兵庫県内の県道西宮豊中線においては、路肩幅員拡大による走行安全性の向上や水たまり解消機能などから、ライン導水ブロックが採用されました。

小型水路内蔵歩車道境界ブロック ライン導水ブロック
小型水路内蔵歩車道境界ブロック ライン導水ブロック

排水勾配が十分取れない場所や、曲線が多用される場所でも水たまり対策として効果的です。
またバリアフリー対策としても採用されています。

小型水路内蔵歩車道境界ブロック ライン導水ブロック

施工例

他の施工例を見る