垂直擁壁ポラメッシュは、ポーラスコンクリートブロックと溶接金網のハイブリッド構造であり、地形にあった擁壁控えを検討できる逆台形構造のバランス型擁壁です。
急峻な地形でも補強土壁工やL型擁壁工に比べ、背面地山の堀削量や埋め戻し量を低減できる排水性に優れた高排水性垂直擁壁です。
施工性・経済性
プレキャストL 型擁壁とポラメッシュの掘削影響断面比較
ポラメッシュは掘削影響が小さいため片側交互通行が可能になります。
( ※ 現場条件により異なります。)カーブ施工
標準部材によるカーブ施工が容易で、出来形に優れています。
高排水性
従来から使用されているカゴ工法の排水性を保持しつつ、前面材としてポーラスコンクリートブロックを使用することで浸透水を速やかに排出できます。
強度
自動車荷重がかかる道路擁壁にも適用可能です。
耐久性
壁面部にポーラスコンクリートブロック(圧縮強度21N/mm2以上)、金網部に(一財)土木研究センターの建設技術審査証明を取得したハイパープレメッシュ(亜鉛アルミ合金めっき溶接金網)を採用したことにより長期耐久性を実現しました。
環境
ポーラスコンクリートの連続空隙には、明度低下や吸音効果等の機能を有しています。
現場打ち擁壁工に比べて、温室効果ガス排出の抑制が図れます。
用途
道路事業での歩道や自転車道確保による道路拡幅工事をはじめとして、土地造成事業など様々な現場への適用が可能です。
道路新設工事の擁壁 道路拡幅工事の擁壁
山間部の道路擁壁
道路兼用護岸工