過去に施工した石が、いま現場でどのように時を重ねているのかを調査する特別企画
『あの石今どうしてる?』
第2回は長野県を飛び出し、東京都八王子市。JR高尾駅から徒歩約10分、南浅川に架かる「陵南大橋 親柱」を訪ねました。
こちらの親柱は1999年に納品したものです。施工当時の写真がこちら。


白御影石(磨き+割肌仕上げ)に、アルミ鋳物のレリーフを挟んだ、存在感のある親柱です。なお、このアルミ鋳物レリーフもOEMとして、弊社SE事業部(現 アルミ事業部)にて製作・納品しております。
そして、施工から27年が経過した現在の様子がこちら。


流石、花崗岩!大きな破損や著しい退色もなく、施工当時の印象を保っているように見えます。


アルミ鋳物レリーフも、殆ど変色しておりません。


間近で見ると迫力のある個性の強い親柱ですが、周囲の景観と不思議と調和し、古さを感じさせません。左右で高さを変えた伸びやかな形状に加え、傾斜部の割肌が石らしい重量感を際立たせており、デザイン性の高さにもあらためて感心しました。


また本親柱は、橋梁の構造上、高欄より高い位置に設置されています。この納まりは、弊社が納品した親柱の中でも唯一の事例です。
花崗岩は耐候性が高く、吸水率も低い石材として知られています。今回の現場を見ていると、今後も長く地域の風景の一部として残っていく姿が想像でき、「後世に胸を張れる仕事をしなければ」と、強く思う事が出来た現場となりました。
石材は“耐候性が高く風化しにくい”という特長から、製品の長寿命化や維持費低減にも貢献できる素材だと考えています。今後も“施工現場の紹介”とあわせて、“石材の経年変化”をお伝えしていきます。
不定期配信ですが、次回の『あの石今どうしてる?』もぜひご期待ください。
