特長
歩道の設置スペースがない道路や側面に水路がある場所に
空間を利用して安全な歩道が設置できます!
- 現場で打設した基礎コンクリートから突出させたアンカーボルトと製品を連結することで、縦・横方向を一体化させた構造です。また、プレキャスト基礎を使用することで完全なドライ工法も可能です。
- 基礎コンクリートと底版上の土重が転倒・滑動に対して抵抗することで安定します。歩道部は、円型滑り止め模様でスリップ防止を図ることができます。
- 歩道部の2.0%勾配、側壁の水抜穴・目地穴により排水性がよく、側壁背面に水が溜まり難くなっています。
- 基礎コンクリート以外のコンクリート打設がないため施工が早く、コスト削減に繋がります。また、製品据付け後、すぐに埋め戻すことができるため早期の道路開放が可能です。
製品形状がシンプルなため、カーブ対応や端部調整が可能です。
底版や側壁寸法を変えることができ、現場条件に合わせて柔軟に対応することができます。
片持式支持構造であるため、歩道部背面には側溝やガードレール等も設置可能です。
底板の上に構造物を構築でき、ガードレール基礎や側溝が敷設可能です。
縦壁が10cmピッチで伸縮でき、縦壁の伸縮に合わせて底版も10cmピッチで調整可能です。
現場の条件に合わせてより最適な製品として設計可能で、より経済的な歩道拡幅が可能になります。
弊社でも取扱のある「自在R連続基礎」との組み合わせにより歩道部保護のためのガードレールを取付け可能です。
※設計につきましては設計上確認しなければならない事項・構造計算が必要となりますので、最寄りの営業所の営業担当にご連絡をください。
歩道部の滑り止め
歩道部表面はノンスリップ模様で滑りにくい構造になっており、歩行者の安全を確保しています。
縦断勾配の規定はございませんが、国土交通省の「歩道の一般的構造に関する基準」より、”歩道の縦断勾配は、5%以下とする。ただし、沿道の状況等によりやむを得ない場合には、8%以下とすることができる。” という記載がありますので、これに準じた施工をお願い致します。
カーブ対応可能
R線形の施工の場合、斜切品(造込み)で対応が可能です。
また、調整用の短尺品も造込みで製造できます。
片斜切のLl、Lsの範囲
規格 | 製品長さ | Ll/Lsの範囲 | Ls/Llの範囲 | Ll、Lsの範囲 | R線形 | |
---|---|---|---|---|---|---|
最大値 | 最小値 | 半径R許容範囲 | ||||
10-20 | 1,996 | 1.22 | 1.80 | 1,800 | 1,000 | 11,000mm以上 |
15-20 | 1,996 | 1.18 | 17,000mm以上 | |||
20-15 | 1,496 | 1.24 | 1,300 | 17,000mm以上 | ||
25-15 | 1,496 | 1.38 | 17,000mm以上 |
転落防止柵穴
転落防止柵穴の位置は現場状況や施工延長に合わせて、穴位置を変更できます。
※ 製品間は目地4mm
製品サイズ:10-20 、 15-20
10-20、15-20は変更した転落防止柵穴ピッチの組み合わせにより、防護柵支柱間を合わせることができます。
製品サイズ:20-15 、 25-15
20-15、25-15は変更した転落防止柵穴の有無で、防護柵支柱間を合わせることができます。
縦断施工
APRONⅡには縦断勾配の規定はございませんが、国土交通省の「歩道の一般的構造に関する基準」より、
”歩道の縦断勾配は、5%以下とする。
ただし、沿道の状況等によりやむを得ない場合には、8%以下とすることができる。”
という記載がありますので、これに準じた施工をお願い致します。
アプロンをおすすめしたい場所
歩道を作りたいのに、河川、崖などがあって難しい(通常工法では費用がかかりすぎる)場合。
現道路の構造物を利用した、歩道設置を考慮したいとき。
設置する際に、直線は当然ながら、曲線、縦横断勾配の仕上がりを優れた出来映えにしたい。
待避所、バス停を設けたくても道が狭く、設計・施工が大変なとき。
【道路幅が狭く、幅を広げるのが困難な場所の一例】
・ 片側は山、反対側は谷の道路に歩道を設置したい。既設の擁壁があるが予算が無く、簡単に拡幅出来ない。