耐震性に優れたパネル一体型構造
NETIS登録番号:QS-160035-A
急勾配の法面の安定性を高める逆巻き・順巻き工法
- 切土法面を補強しながら法面上方より切り下げていく逆巻き工法で、現況の法面をカットして急勾配法面を形成します。
- 勾配の実績は1分~5分が多く、崩壊長さL=30m以下の中規模崩壊対策に適応します。また法長20mの施工が可能です。
- 主な構成部材は、RBPパネル(リバースボルトパネル)、補強鉄筋、およびPC鋼棒の3部材です。
- RBPパネルを補強鉄筋でカットした地山に固定し、各段毎にRBPパネルを上下方向にPC鋼棒で緊張連結します。
- 適用箇所は、用地に余裕の無い「道路の新設・拡幅」「既設擁壁の補強」「災害復旧・河川護岸」等で用いられています。
- 掘削の無い盛土部においては、下端部より上方への順巻き施工を行います。
PC鋼棒連結によるプレストレス効果
基準段から上下への延伸も可能です(順巻きも可)
耐震性が向上します。
工期の短縮
RBPパネルは許容荷重が大きいため補強鉄筋本数を減らせます。
掘削する地産の状況によっては2段施工も可能です。
安全性の確保
各段の掘削完了後、セットするRBPパネルは、すでに地山に固定されている上方のRBPパネルとPC鋼棒で即座に連結されるため、施工性に優れ、作業の安全性が確保されます。