ラウンドアバウトの中央島と環道を区別する箇所に使用する、専用のコンクリートブロックです。
2018年1月に意匠登録されました。(意願 2017-9857)
ラウンドアバウトエプロン縁石は、中央島と環道を分ける現場打ちのエプロン部をプレキャストコンクリート化した製品です。
従来工法では現場打ちコンクリートや歩車道境界ブロックの乗入タイプを使用していましたが、車がエプロン部にはみ出して走行することがあるため、ブロックにクラック(ひび割れ)が入り破損してしまうことがありました。
ラウンドアバウトエプロン縁石は最大30cmの厚みをもつため、大型車が乗り上げても破損しにくい構造となっています。
また、環道との間に100mmのスロープ状の段差を設けることで、車がエプロン部に乗り上げた際に運転手に注意を促すため、環道を走行するようになり走行スピードが抑制されます。
結果として減速効果が発生し、環状交差点の安全性の確保に寄与することができます。
- ラウンドアバウトの中央島と環道を分けるエプロン部(R10m) に対応しています。
- 最大30cmの厚みをもつため耐久性に優れています。
またラウンドアバウトの円形に沿って製品規格を決めて製造するため、目地の開きがなく、円形に敷設することが可能です。
(R10m でない場合でも、計画しているエプロン形状に合わせて製品をご提案します。) - バイコン製品のため、凍害、塩害に強く、従来型の歩車道境界ブロックを使用した場合と異なり、大型車が乗り入れても割れにくくなります。
- 10cm のスロープ状の段差を設けているため、車の走行スピードを抑制します。