自在R連続基礎は、ガードレールやガードパイプの現場打ち連続基礎にかわる、カーブに自在に対応できるプレキャスト化した連続基礎ブロックです。
プレキャスト製品にしたことで、コンクリート養生や型枠設置が不要になり、施工工期の短縮とコスト削減が可能になります。
NETIS CB-050040-VE 活用促進技術
置き式使用 |
埋設使用 |
曲線(R)に自在に対応可能
自転車のチェーンをイメージし、ボルト一本で製品同士を連結し独特の形状により、製品が自由自在な角度で連結することができ、道路の曲線に自由に追従することができるようになりました。
自在R連測基礎ブロックを連結するボルト、衝突時の連側部に働くせん断力を考慮して、M27を使用しています。
置き式使用
安定計算が可能
従来型の置き式ガードレール基礎は、独立していることから安定計算の根拠付けが困難であり、万が一衝突したときにガードレールの移動距離が大きくなり、車両用防護柵としての目的を満足できません。
置き式使用において、自在R基礎は連続しているので、安定計算の根拠とすることができます。
本設への転用が可能
仮設で使用された置き式ガードレールは、役目を終えると置き場所に苦慮するケースが有ります。
従来品
施工期間中は仮設ガードレール基礎として使用します。
そのまま本設の車両用防護柵の基礎として再度使用できます。
自在R連続基礎
埋設使用
現場打ち連続基礎に比べ設計延長にとらわれず、設計断面を小さくすることが可能です。
現場打ち連続基礎
現場打ちで連続基礎を構築する場合には、目地を入れる関係で、10mを最大の長さとして躯体の安定計算を断面を大きくすることで満足させる。
断面:770×450 衝突条件B種 延長:10m
自在R連続基礎
プレキャスト製品を連結して行くことで、10mという延長に捉われずに、延長の長さがある中で、安定計算をするため、比較的小さな断面で連続基礎を構築することができる。
断面:400×450(製品規格:B型) 延長:28m以上
工期短縮を実現
「現場打ち連続基礎」と「ガードレール基礎」を比べると、型枠の設置やコンクリートの養生に要する時間を短縮でき、さらに強度の発生による共用開始までの期間を「現場打ち連続基礎」と比べると、70%短縮した約3分の1の施工期間で工事を行う事ができます。
連続基礎が、あらかじめ設計強度を確保した上で、基礎が構築できるので、即日に交通開放することができます。