三重県鈴鹿市にある、椿大神社(つばきおおかみやしろ)に行ってきました。


主神は猿田彦大神です。
猿田彦大神は、天照大神との幽契により、天孫降臨の際に先頭に立って道案内をつとめ、皇大神宮の永久御鎮座の大宮所をもお定めになられたことから、地上に生きとし生けるものの平安と幸福を招く「みちびきの祖神さま」として崇敬されているそうです。
全国の猿田彦大神を祀る神社の総本宮ともいわれる、由緒ある神社です。
長い参道を歩いていきます。
木々に囲まれて、空気がすっと澄んでいくような気がします。


参道の途中には、高山土公神陵がありました。
前方後円墳だそうで、猿田彦大神の御陵と伝えられています。
鳥居をくぐると、ご本殿が見えてきます。緑に囲まれて、荘厳な佇まいです。
総檜の神明造りだそうです。
猿田彦大神をはじめ、天孫瓊々杵尊、栲幡千々姫命、木花咲耶姫命、天之鈿女命、行満大明神、合祀三十二神が祭られています。


参拝を終えて御朱印をいただくと、右後ろに赤い灯篭の並ぶ道が続いていました。
その先にあるのが、別宮・椿岸神社です。



猿田彦大神の妻神である天之鈿女命を主神として祀られ、芸道の祖神、夫婦円満、縁結びの神様として崇敬されているそうです。
ご夫婦の神様が同じ境内にいらっしゃるなんて、素敵です。
その右奥には、かなえ滝があります。
さらに奥には龍蛇神両地神社があり、火難除け、水難除け、土地の災難除けを司る神様だそうです。
家が火事と災害に遭わないように、しっかりお参りしました。



戻る途中には、鈴松庵という茶室がありました。屋根が苔むして、素敵な外観ですね。

そして、その近くに――さざれ石がありました。



すごくごつごつとした、迫力のある石です。
「さざれ石」とは、もともと「細石」と書いて、小さな石ころのことです。
その小さな石たちが、長い長い年月をかけて石灰分などで固まりあい、ひとつの大きな岩になったものが、このさざれ石なんだそうです。
国歌「君が代」に歌われる
「さざれ石の巌(いわお)となりて 苔のむすまで」のさざれ石です。
小さな石が寄り集まって大きな巌となり、やがて苔が生えるまで――
気が遠くなるほどの年月と末永い繁栄を象徴する、とても縁起の良い石なんですね。
近くで見ると、小さな石がぎゅっと集まってひとつの岩になっているのがよくわかります。
バラバラだった小石がひとつになる姿から、「結束」や「成長する石」としても大切にされているそうです。
歌でしか知らなかったさざれ石を実際に見られるのは、感慨深いものがあります。
このほかにも境内には、交通安全祈祷を行う獅子堂や、虫封じ・子育ての神様として信仰される椿立雲龍神社、難病平癒に霊験あらたかと伝わる椿延命地蔵尊など、見どころがたくさんあります。
庚龍神、立雲龍神、龍蛇神を巡る「龍神三社巡り」もできるそうです。







御朱印は4種類ありました。
みちびきの神様に、良い方向へ導いていただけますように。




