アスザック株式会社 技術営業チームです。
今回は、景観性・安全性・施工性でご好評いただいている高排水性垂直擁壁「ポラメッシュ」の施工事例を3件ご紹介いたします。
公共事業にて長野県内外問わず幅広い用途で採用いただいたポイントをまとめましたので、ぜひ次回案件のご参考にしてください。
ポラメッシュとは?
・金網によって中詰材料を保持するの垂直擁壁工法
・壁面ブロックはポーラスコンクリートであり、透水性能が高い
・金網はハイパープレメッシュ(溶融亜鉛メッキ)を使用
・コンクリート擁壁に比べてコンクリート量を大幅削減し、工期・コスト・CO₂排出を低減
・軽量部材を現場組立するため、狭隘地や急傾斜地でも重機最小で施工できる


施工事例 Pick Up
◆事例1:北ノ入川第2号砂防堰堤その6工事
発注者 :国土交通省 北陸地方整備局 湯沢砂防事務所
施工現場:新潟県南魚沼市長崎地先
採用理由:信濃川下流水系直轄砂防事業の砂防堰堤の管理用道路にてご採用頂きました。
当該現場は近年の豪雨にて不安定な土砂・流木が残存しており災害の危険性が高まっていることから、国土強靭化対策「中小河川緊急治水対策プロジェクト(土砂・流木対策)」の一環で砂防整備がされました。
流量が多く河川断面を侵したくないことで直壁工法、さらに地山までの掘削影響を最小限に抑えたいことからポラメッシュが採用になりました。
H.W.Lが高いことや流水からの転石や流木の影響もあるため、ポラメッシュは厚35㎝の水位ブロック(T-35)を使用しています。現在砂防分野での検討・採用が増えており、今後の参考のために、施工現場に何度か向かわせて頂き施工の様子を見学させていただきました。




◆事例2:仙元林道外災害復旧工事
発注者:関東森林管理局 埼玉森林管理事務所
施工箇所:埼玉県秩父市浦山
採用理由:こちらは狭隘な林道での災害復旧工事での事例です。地山・地盤が岩であったことから、コスト面で有利なポラメッシュ案をご採用いただきました。
現場の状況から最下段の根石180型は施工が困難と判断し、現場打ち構造でご提案・対応しました。現場までの資材運搬が課題でしたが、受注業者様に林道手前に資材置場をご用意いただき、そこからの小運搬にご協力いただくことで解決いたしました。
さらに地山の傾斜が急であることから足場の設置が困難であり、天端コンクリート工は天端ブロック仕様としました。
施工完了後には、発注者のご担当者様より「大変見栄え良く仕上がり、安心しております」とのご感想をいただき、品質および景観面で高いご評価を頂戴いたしました。なお、第2期工事は来年度に実施予定です。





◆事例3:市道(穴山)5号線道路改良工事
発注者:山梨県韮崎市役所
納入場所:山梨県韮崎市中田町中條 地内
採用理由:山梨県のポラメッシュ採用物件です。設計段階では、大型ブロック工法、補強土壁工法、ポラメッシュ工法の3案を比較検討していただいた上で、条件に最も適したポラメッシュをご採用いただきました。この現場でも施工承認において現場打の天端コンクリート工から天端ブロックを採用いただきました。
分割工事であることから、端部には特殊端部網を使用しております。こちらの現場も、技術営業部での施工現場の見学も実施し、社内での技術共有を図りました。




いかがでしたでしょうか。
垂直擁壁ポラメッシュは、軽量で施工性に優れ、狭隘な現場や急峻な地形でも対応しやすいことから、県外を含め多くの現場で採用されている工法です。構造的な安定性と経済性を両立し、周辺の地形・景観にも調和しやすいという特長があります。
安全性とコスト、そして施工性のバランスに優れた工法として、お客様の現場条件に応じた最適なご提案を行ってまいります。
