今回は天竜川上流河川事務所にてご採用いただきました、
河川護岸用大型練張ブロックの「NBロック」についてご紹介します。
NBロックは当社の練張コンクリート護岸のブロックのなかでも最大のブロックの大きさとなる1個が2㎡の製品となります。
間知ブロック張り工の10倍程度の施工スピードが期待され、より省力化、省人化の図れる製品となっております。
台風19号災害で被災した千曲川護岸の災害復旧において、省力化の見込める製品であると認められ、多くの現場で採用していただき早期復旧に貢献することができました。
また、NBロックはVicon製法で製造され明度が4.0、テクスチャー32を取得しており、表面は粗面模様のため景観にも配慮された製品となっております。
今回の天竜川上流河川事務所で使用された現場は橋台周りのブロック張り工で採用されました。
発注では間知ブロックでの設計となっておりましたが、1:2.0の緩勾配の斜面において間知ブロックを人の手で積むことはとても労力のかかることであると元請けの代理人さんも理解しており、重機で施工のできる大型ブロックでご希望されておりました。
今回、NBロックが採用された理由としては上記でお伝えしております、2㎡という大型製品であることと景観性に配慮されていることと、もうひとつ大きさの違う役物製品がある点があげられます。
NBロックの製品図




NBロックの紹介動画
NBロックを使用することで極力現場打ち部分、もしくは製品カットしてあてはめる箇所が少なくなります。
発注者 国土交通省:中部地方整備局 天竜川上流河川事務所
工事名:令和5年度 天竜川山吹護岸工事
施工:下平建設株式会社



下平建設様は橋台の左岸側で施工をしていただきました。
反対側の右岸側は別の建設業者さんの工事となっておりましたが、製品を統一していただくことも考慮して右岸側でのNBロックを採用していただきました。