今回は、障害者用駐車スペースに表示する「国際シンボルマーク」をご紹介します。
本製品は、中国産の白御影石（厚さ60mm）を使用し、表面はビシャン仕上げで表現しています。
建物や公共スペースにて、重要な役割を担うマークとなります。
施工は職人泣かせでした。石製品はCADで各部材寸法を出すため精度良く製作できますが、現地施工では躯体に割付を写せないため、躯体に数か所基準墨を出し、シンボルマークを実寸大で印刷した図面をもとに、基準となる石を先に据えていきます。
その後は、図面で距離や位置を確認しながら仮置きし、最後に微調整して全体の形を整えました。
当然ですが、図面は平面で描いておりますが、作業している自分達は真上から見て確認する事が出来ない為、実寸図面を何度も確認しながらの作業となります。
ゼブラゾーンの枡周りの加工も上手く出来、職人さんに感謝です。
マークの周りは、擬石平板砂ブセとなります。
施工したばかりの為、浮いた目地砂が石にかかり、灰色にくすんでいますが、時間が経てば落ち着き、綺麗なマークとゼブラゾーンが浮き出てきます。
今回、マークとゼブラゾーンを石で表現しましたので、ペイントやコンクリートブロックと違い、経年や摩耗で認識しずらくなることは殆どありません。
もしご検討中のマークやパターン表現がございましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。
