高層ビルの数はまだまだ少ないですが、この街は確実に発展しています。

ベトナムの首都ハノイは、紅河(ホン川)の流域にあり、「川の内側」という意味があるそうです。
10月の最高気温は30℃ぐらいで、日本の初夏のようです。
ベトナムといえば、コーヒーが有名です。ロブスタ種という豆が多く栽培されており、日本のコーヒーとは大きく異なります。苦味が強く、コクがあり、カフェインを多く含むのが特徴です。

苦みが強いので、練乳を入れて飲むのがベトナム流です。
メニューにあるベトナムコーヒーを注文すると、写真のコーヒーが運ばれてきました。
ブラックコーヒー党ですが、苦いコーヒーがラテ風の甘さで中和されて、おいしく飲めました。
市街地には城壁の門が残されています。道路の真ん中にある門の入り口は狭いものの、バイクはスピードを落とさず通り抜けていきます。

ハノイの観光地として人気のトレインストリートは、旧市街に位置し、狭い路地のすぐ近くを列車が通過することで有名です。両側にはカフェが連なり、列車が来ない時間帯には天秤棒を担いだ行商人が行き交います。

フランス領時代に建てられたハノイ大聖堂は、ハノイで最も古い教会です。
その建築様式は、ノートルダム大聖堂に似ていると説明されています。
大聖堂の前は観光客やタクシーで大混雑し、カオス状態でした。

ベトナムには世界遺産が9か所あります。そのうち、ハノイ市街から約150km離れたところにあるのが、世界遺産のハロン湾(Hạ Long)です。
ハロン湾クルーズは事前に観光船を予約する必要があります。すでに観光船が待っていました。早速乗り込みます。乗り込む前にペットボトルはすべて処分するように伝えられました。環境を保全するため、プラスチック類の持ち込みを禁止しています。
いよいよ出航です。海の色はややくすんだ緑色、日本とは異なる東南アジアの海でした。


ハロン湾の名前の由来は、「龍が降り立つ場所」という意味だそうです。
伝説では、敵が攻めてきたときに神様が龍の親子を遣わし、敵の船の進路を妨げるために宝石を吐かせたそうです。その宝石が島や奇岩になったと言われています。
その龍たちが美しい海を気に入って、そのまま地上にとどまったことから、「ハロン湾」と呼ばれるようになったという伝説です。
石灰岩のカルスト地形からなる大小3,000もの奇岩や島々が存在する風景は、「海の桂林」ともよばれています。
小さな島にはところどころ洞窟のような穴があり、観光船から小舟に乗り換えて岩穴を通り抜けることができました。

ベトナムの伝統的な円錐形の帽子(葉笠)をかぶって小舟に乗り替えます。遠くに見える景色は、桂林に例えられる奇岩の島々です。

ベトナムのハロン湾にある、最も有名な「闘鶏岩(とうけいがん)」です。ベトナム語では「ホン・チョン・マイ(Hòn Trống Mái)」と呼ばれ、二羽の鶏が向かい合っている姿や、キスをしているように見えることが名前の由来です。ハロン湾を代表する景勝地の一つです。

ハロン湾は世界遺産として保護されているものの、その周辺は急ピッチで開発が進んでいます。ハノイからハロン湾までは新幹線が建設されるそうです。バスで3時間半かかるところを、新幹線により30分で結ぼうとしています。
港周辺では、別荘を中心にリゾート開発が進められ,数年後には風景が大きく変わろうとしています。
ベトナムコーヒーでもう一つ有名なのがエッグコーヒーです。苦いコーヒーの上に甘く泡立てた卵白を乗せたものです。極端に甘いので甘さ控えめのものを注文しましたが、それでも十分甘く、カップの中にチョコパウダーと抹茶で描かれた絵を楽しみながらおいしくいただきました。

ハロン湾の奇岩は、とても一日では見切れないので、一泊二日のクルーズ船がおすすめとのことですが、料金を聞いてびっくりしました。どのくらいの金額か、ぜひ調べてみてください。それだけの価値があります。
