土留、河川工事の中で標準的な工法“ブロック積み(張り)工”の課題として、以下が挙げられます。
- 小さいブロックを手作業で積み上げていくため、作業性が悪く時間がかかる
- ブロック工(職人)の高齢化による人手不足の深刻化:一般の作業員では施工ができない
- 積みブロックの製造・供給が不足している
上記の課題を解決できる、コンクリートブロック張に代わる「イージーストーン」をご紹介します。
間知ブロックによる緩勾配のコンクリートブロック張工に必要な胴込めコンクリートとブロックが一体化された省力化練張ブロックです。



コンクリートブロック張工の必要重量は1㎡あたり805kgが一般的です。
イ―ジーストーンは1㎡あたり812kgであるため、コンクリートブロック張工と同等以上であり、同じ現場条件下で使用できます。

812kg>805kg であるため、コンクリートブロック張工の胴込コンクリートを含んだ重量を満たしています。
コンクリートブロック張工の工程と課題




ブロック据付ですが、1㎡当り10個使いの間知ブロックを石積み職人が人力で施工を行います。
この工程には熟練工が発生し、その職人が近年は減少しており、人手不足が深刻化しています。
また、胴込コンクリートは空隙がないように重点を行う必要がありますが、緩勾配の施工ではコンクリートが下に流れづらく、より慎重に重点確認を行う必要があります。
イージーストーンの工程と利点




製品の大きさは1㎡で、間知ブロックの10倍の大きさになり、一度の据付面積確保が大きいほか、重量品であることからクレーンやバックホウによる機械施工となるため専門職人が不要です。
そのため、ブロック据付における日当たり施工量も大幅に短縮されます。
さらに胴込コンクリートが一体化されているため、現場での生コン管理が不要であり、工程及び品質管理項目が減少できます。
3000㎡あたりの施工日数の比較

赤色のブロックの据付、グレーの胴込コンクリート打設の日数が省略され、約120日と大幅に工期の短縮を図ることが可能です。
工期短縮、日当たり施工量の短縮、工程及び品質管理項目の減少、人手不足の解消が期待できる、イージーストーンにつきまして、お気軽にご相談ください。