アスザックで取り扱っている擁壁の天端調整ブロックをご紹介いたします。
天端調整ブロックは、現場打になってしまう天端調整箇所を製品と同じ模様をつけた残存型枠になります。
薄いパネル形状で鉄筋を使用していないため、現場で必要な形状に切断加工が可能です。
クイックブロック調整パネル
普通コンクリート
製品規格(mm):W1000 x H250 x t60(模様30mm)
参考重量(kg):43
備考:0.25m2/個
ポーラスコンクリート
製品規格(mm):W1000 x H250 x t60(模様30mm)
参考重量(kg):40
備考:0.25m2/個
◆製品寸法図
こちらは天端ブロックを使用しない現場です。
調整部分を現場で型枠を組んで調整するため、白いコンクリート部分が露出しています。
天端ブロックを使用した現場です。
通常、天端の高さ調整は型枠を組んで現場打ちコンクリートを打設します。
以前よりバイコン製品と現場打ちコンクリートの色目が違いのご指摘がありました。
製品本体を斜にカットするのは容易ではないため、天端の調整部分まで同じ模様で同じ色目で施工できる製品を作ることができないか検討していました。
こちらの現場では、クイックブロック天端ブロックをご採用いただきました。
ご覧のように天端部の仕上げ部までクイックブロックの石割り模様が施され、見た目にもきれいに仕上がっています。
道路勾配に合わせてクイックブロックが施工されていますが、最上段にクイックブロック調整パネルを斜切に敷設して生コンを打設しています。
こちらも天端までクイックブロックが積まれていますが、最上段は調整パネルを使用しています。
天端のブロックの四隅に小さな穴が見える部分が調整パネルを使用して構築された天端部です。
河川護岸に使用された事例です。
クイックブロック本体と模様をあわせていますので景観性が向上します。
ekロック用調整パネル
クイックブロック同様にekロックを使用した場合にも天端部の調整が問題となります。
ekロックの場合、背面パネルが付属した構造のため、カットが容易ではない製品です。
やはり、端部、天端部の調整にはカットが容易なekロック用の調整パネルが必要であると考えました。
ポラメッシュ天端ブロック
ポラメッシュ天端ブロックは、ポラメッシュの最上部に現場打ちコンクリートにて天端コンクリートを打設することが多いため、ポラメッシュの標準ブロックとの色合いが異なることを保護することができます。
また、天端コンクリートを打設する際に必要な型枠設置のための足場を不要にします。
H500 タイプと H300 タイプを使用することにより、天端勾配部分のカットを容易におこなうことができます。
また軽量なため、人力で設置が可能です。
H500タイプ(0.5m2/枚 参考重量:68kg/枚)
H300タイプ(0.3m2/枚 参考重量:40kg/枚)
連結部材と設置イメージ
今回は調整パネルを3製品ご紹介しました。
小さな製品ですが、現場でお困りのお客様の声を反映した製品です。
景観の向上が期待できますので、クイックブロック、ekロック、ポラメッシュをご使用で、天端形状や端部の形状を検討される際には、調整パネルの使用をおすすめいたします。
この記事へのコメントはありません。