リバーズフレームは中部地方整備局標準設計に記載のある現場打法枠コンクリート護岸を、オールプレキャスト化した製品です。
標準断面図比較
現場打断面と同じ断面であり、オールプレキャストのため、現場で生コンを打設する必要がなく工期短縮を図ることができます。
天竜川水系で3件目の現場が採用になり施工をしていただきました。
・発注者:中部地方整備局天竜川上流河川事務所
・現場名:令和5年度 天竜川東箕輪護岸修繕工事
今回の工事は、石張工により発注でしたが、設計コンサル様の意向で法枠コンクリート張り護岸への変更となりました
入札がR5年10月、工期がR6年3月後半と発注当初から工期が厳しいと言われていた現場であり、施工時期は渇水期である1月~3月にかけての工事が予想されていました。
渇水期は河川工事が集中するため特に職人の確保が難しいこともあり、作業員のみでブロックの敷設ができ、現場打ちコンクリートが無く工期短縮が可能となることから法枠コンクリート張り工から変更でリバーズフレームを採用していただきました。
リバーズフレーム使用で施工日数を30%短縮可能!
施⼯⾯積1000m2当りの施⼯フロー比較図
現場打ちコンクリートの工程が無くなり、養⽣も不要です!
こちらが割付図面です。
施工の様子です。
法面を基面整正します。
リバーズフレームは均しコンクリートが不要になるため、吸い出し防止材を敷いた後その上に製品を敷設していきます。
製品同士は四隅の連結金具を取り付けるのみになります。
割付図面では三角部分もリバーズフレームが割付されていますが、発注者意向で最終的には練石張りになりました。
施工が難しい法面でのコンクリート打設が不要で、スピーディーに施工ができ、工場生産品で現場養生が不要、勾配現場での作業軽減など、メリットをたくさん活かし工期に間に合わすことができました。
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